孫子の兵法でビジネス戦略を練るの巻

孫子の兵法でビジネス戦略を練るの巻ビジネス・経済

起業しようと考えているのですが、ビジネスで成功しようとするといろんな戦略が必要になります。 技術者の自分には戦略と言ってもピンとこないなーと思いながらアマゾン(川でなく大手ネット通販の方)をブラブラしていると、この本が目に留まりました。孫子を現代人にもわかりやすくした「現代語訳:孫子」です。

ビジネスを戦いと考えるなら、多くの経営者が読んでいることで、参考になる箇所が多いと聞いたことがあります。 いっちょうビジネス戦略のスキルを上げるための知識を教えていただけませんか!

勝つための基本

兵者、詭道也。
戦いの基本は敵を欺くことであり、しょせんは騙し合いです。

故用兵之法、無恃其不来、恃吾有以待也。無恃其不攻、恃吾有所不可攻也。
敵が来ないこと期待するのではなく、いつ攻めてきても迎え打てる準備をしておく必要があります。

故曰、知彼知己、勝乃不殆。知天知地、勝乃可全。
敵を知り己を知れば勝利することができます。地形と天候を理解することで、完全に勝利することができます。

「敵を知り〜」はよく知られた言葉ですが、「地形と天候を〜」というのは知りませんでした。 環境を知らないと勝てないのは、なるほどです。

当たり前のことを当たり前にやること

故善戦者之勝也、無智名無勇功。
余裕を持って勝つので、本当の名将は勇者だと褒められることはありません。

故其戦勝不忒。不忒者、其所措必勝。勝已敗者也。
名将は勝ってあたりまえです。

だから、名将は讃えられないのです。 野球でも滑り込んでキャッチするファインプレイより、早めの判断で難なくキャッチする人のほうが名手と言われます。

敵の行動から、敵を知る

来委謝者、欲休息也。
敵の使者が来て詫びるのは、相手が休戦して休みたいからです。

汲而先飲者、渇也。
水を汲む者が先に水を飲むのは、水が不足しているからだ。

戦いを有利にするためには、見えているものから敵の内情を知ることもできます。

会社での社員の扱いも同じ

卒未親附而罰之、則不服。不服則難用也。卒已親附而罰不行、則不可用也。
入ったばかりの兵士に罰を与えると従わなくなります。そして使いにくくなります。

謹養而勿労、併気積力
兵士には休養を与え、無駄に疲労させないようにするべきです。

数十年と平社員で生きてますので、それは十分に理解してます。 ビジネス戦略としても、同じと言えるでしょう。 自分は管理職になったことないので、本当に理解をしてないかもしれませんが。

ビジネスも同じ

孫子曰、凡先処戦地、而待敵者佚、後処戦地、而趨戦者労。
戦場で敵を待つ者は有利になり、敵より遅れる者は苦労します。

兵之情主速。乗人之不及、由不虞之道、攻其所不戒也。
兵は迅速に動かし、敵の不備に付け込んで予測不可能な道を進むべきです。

最近「ハイサイクルマネジメント」という言葉をよく聞くようになりました。 現代のビジネスは、スピードが非常に重要だと言われています。


戦いの中で、兵士の陣形や士気の上げ方の記載が多いのだろうと思ってました。 そうでもなかったです。
兵士の扱い方が多くありました。起業して社員を雇う際に役立つ知識です。
スピードが大事だというお言葉も頂戴しました。 起業するなら勉強とか準備するとか言ってないで、さっさと取りかかれということでしょう。 ホリエモンさんも同様のことを言ってます。


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